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海外送金のおすすめは、送る金額と通貨で変わります。
2026年10月3日0時台に同じ条件で計算したところ、米ドルへ5万円・20万円を送るなら Wise の負担が最も小さく、100万円では為替コストを公表しているソニー銀行とドコモSMTBネット銀行の計算値が Wise を下回りました。
数字は公式見積・公表レート・公式手数料表から計算したもので、為替の上乗せ幅が非公表の銀行は推計していません。
| 5万円→米ドル(実質コスト・10月3日0時台) | Wise 626円/SBIレミット 2,063円/ソニー銀行 3,045円 |
|---|---|
| 100万円→米ドル | ドコモSMTB 3,879円/ソニー銀行 3,947円/Wise 7,510円(銀行は仲値を Wise 適用レートと同じと仮定した計算値・中継手数料別) |
| 為替コストを公表 | Wise・ソニー銀行・ドコモSMTB・SBIレミット |
| 為替上乗せが非公表 | 楽天銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行 |
| 受取人に口座がない | SBIレミットの現金受取 |
\ 自分の金額で Wise の受取額を確認 /
公式サイトで見積を確認する →海外送金の比較は3つの物差しで|送金手数料・為替コスト・中継手数料
海外送金のコストを「送金手数料」だけで比べると、順位を読み違えます。
相手に届く金額を減らす要素は、送金手数料のほかに為替コストと中継銀行の手数料があり、会社によって見せ方がまったく違うためです。
最初に3つの物差しをそろえておくと、このあとの計算表が読みやすくなります。
送金手数料|表に出る固定額
送金手数料は、各社が料金表に載せている1回あたりの金額です。
銀行は送金額にかかわらず定額のことが多く、たとえばソニー銀行は3,000円、ドコモSMTBネット銀行は3,500円、ゆうちょ銀行は3,000円です。
Wise は固定部分と送金額に比例する部分を合わせた方式で、金額が大きくなるほど手数料の額も増えます。
為替コスト|公表している会社としていない会社がある
円を外貨に替えるとき、多くの会社は市場の中間レートより不利なレートを使い、その差が実質的な手数料になります。
この差を公表しているかどうかが、比較のしやすさを大きく左右します。
Wise はミッドマーケットレートを使い上乗せしないと明記し、ソニー銀行は米ドル1ドルあたり15銭、ドコモSMTBネット銀行は6銭という為替コストを公表しています。
SBIレミットは率ではなく、適用する為替レートそのものをサイトで公開しています。
中継銀行・受取銀行の手数料|負担者は OUR と SHA で変わる
海外送金は、送金元の銀行から受取人の銀行まで、途中で別の銀行を経由することがあります。
このとき中継銀行や受取銀行が手数料を差し引くと、相手に届く金額がさらに減ります。
送金人が負担する方式を OUR、受取人が負担する方式を SHA と呼び、どちらになるかは会社や送金方法で決まります。
海外送金のコストの内訳と各社の公表状況
3つの物差しを1つの表にまとめます。
公表されていない部分があると総額を計算できないため、この表は「どこまで比べられるか」の地図として使ってください。
| コストの種類 | 発生する場面 | 金額を公表している会社 | 公表していない・事前にわからない会社 |
|---|---|---|---|
| 送金手数料 | 送金1回ごと | 7社すべて(Wise は通貨・金額で変動) | — |
| 為替コスト | 円を外貨に替えるとき | Wise(上乗せなし)/ソニー銀行・ドコモSMTBネット銀行(1通貨あたりの額)/SBIレミット(適用レートを公開) | 楽天銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行(所定レート・上乗せ幅は非公表) |
| 中継・受取銀行の手数料 | 経由する銀行・受取銀行で差し引き | 楽天銀行(1,000円・負担者を選択)/SBIレミット(OUR の送金は原則追加なし) | ソニー銀行(中継銀行手数料は非開示)・ドコモSMTBネット銀行(リフティングチャージ)・ゆうちょ銀行(通貨・地域別)・三菱UFJ銀行(差し引かれる場合あり) |
※2026年10月3日に各社公式ページで確認。
本記事で比べた7社と、比べなかったサービス
比較の対象は、Wise、SBIレミット、ソニー銀行、ドコモSMTBネット銀行(旧 住信SBIネット銀行)、楽天銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行の7社です。
Revolut などのアプリ型サービスも日本で利用できますが、今回は公式の手数料表や公表レートを確認できた会社に絞りました。
このうち受取額まで計算できたのは、為替コストを公表している Wise・SBIレミット・ソニー銀行・ドコモSMTBネット銀行の4社です。
SBI新生銀行の GoRemit は2025年10月20日にサービスを終了しているため、比較から外しています。
Revolut と Wise の違いは、Wise と Revolut の比較で場面ごとに整理しています。
\ 手数料と為替レートを1画面で確認 /
公式サイトで手数料とレートを見る →【同条件シミュ】米ドルへ5万・20万・100万円を送ると受取額はいくら?7社を計算
ここが本記事の中心です。
「どこが安いか」は、同じ時刻・同じ金額・同じ通貨で並べないと答えが出ません。
米ドルで、受取人の米国の銀行口座に届ける条件をそろえて、7社の受取額と実質コストを計算しました。
計算の条件
Wise は2026年10月3日0時40分(日本時間)の公式見積で、入金方法は銀行振込です。
SBIレミットは同日0時25分に更新された公表レートと、米国の銀行口座受取(米ドル)の送金手数料1,500円を使いました。
ソニー銀行とドコモSMTBネット銀行は、公表されている送金手数料と1ドルあたりの為替コストから計算しています。
実質コストは「送金額から、相手に届く米ドルを円に戻した額を引いたもの」です。
円に戻すレートには、同時刻の Wise 見積の適用レート(Wise が上乗せなしと公表しているミッドマーケットレート、1ドル=約157.72円)を使いました。
Wise の場合、この方法で計算した実質コストは見積の手数料と一致します。
米ドル 5万・20万・100万円の同条件シミュ
結果は次のとおりです。
5万円なら Wise 626円が7社のなかで最も小さく、次が SBIレミットの2,063円でした。
| サービス | 5万円 | 20万円 | 100万円 |
|---|---|---|---|
| Wise | 626円 (313.06 USD) | 1,713円 (1,257.25 USD) | 7,510円 (6,292.93 USD) |
| SBIレミット | 2,063円 (303.95 USD) | 3,803円 (1,244.00 USD) | 13,083円 (6,257.60 USD) |
| ソニー銀行 | 3,045円 (297.72 USD) | 3,187円 (1,247.90 USD) | 3,947円 (6,315.52 USD) |
| ドコモSMTBネット銀行 | 3,518円 (294.72 USD) | 3,575円 (1,245.44 USD) | 3,879円 (6,315.96 USD) |
| 楽天銀行 | 公表固定費1,750円(送金750円+中継1,000円)+為替上乗せ(非公表) | ||
| ゆうちょ銀行 | 送金申込料金3,000円+為替上乗せ(非公表)+仲介手数料(差し引かれる場合あり) | 1回100万円未満が上限のため送れない | |
| 三菱UFJ銀行 | ダイレクト他行宛3,000円+為替上乗せ(非公表) | ||
※上段は実質コスト、下段( )は受取額。2026年10月3日0時台の公式見積・公表レート・公式手数料表から計算。SBIレミットは手数料1,500円と公表レートの差の合計。ソニー銀行(為替コスト1ドル15銭)とドコモSMTBネット銀行(同6銭)は、各行の仲値を Wise の適用レートと同じと仮定した計算で、中継銀行手数料は含みません。為替上乗せが非公表の3行は受取額を計算していません。楽天銀行の中継銀行手数料1,000円は、受取人負担を選んでも送金額から差し引かれるため、固定費に含めています。
読み取り|金額で順位が入れ替わる
表を左から右へ読むと、順位が入れ替わるのがわかります。
5万円と20万円では Wise が最も小さく、20万円でも2番手のソニー銀行(3,187円)とは約1,500円の差があります。
為替の上乗せが非公表の3行も、公表されている固定費(楽天銀行1,750円、ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行3,000円)だけで Wise の626円・1,713円を上回ります。
なお、ゆうちょ銀行は1回あたり100万円未満しか送れないため、100万円の列には入りません。
ところが100万円ではソニー銀行 3,947円・ドコモSMTBネット銀行 3,879円となり、Wise の7,510円を下回りました。
100万円では、為替の上乗せが非公表の3行との順位は判断できません。
理由は手数料の形にあります。
銀行2行は送金手数料が定額で、為替コストも1ドルあたり数銭と小さいため、金額が増えても負担があまり増えません。
Wise は送金額に比例する部分があるので、100万円では手数料の額が大きくなります。
ただし銀行2行の数字には、中継銀行で差し引かれる手数料が入っていません。
ソニー銀行で中継手数料を送金人が前払いする「支払銀行手数料あり」(+3,000円)を選ぶと、100万円の負担は6,947円になります。
それでも Wise の7,510円より小さい計算ですが、両行とも外貨預金口座と送金先の事前登録が必要です。
「ランキング」で1位を決めるより、自分の金額帯の列を見るほうが実態に合います。
英ポンド・豪ドルも金額で順位が入れ替わる
同じ時刻に英ポンドと豪ドルでも、米ドルと同じ方法で計算しました。
SBIレミットの英国・豪州の銀行口座受取も手数料は1,500円ですが、公表レートと Wise の適用レートの差が米ドルより大きく、英ポンドは2.51%、豪ドルは1.91%でした(米ドルは1.16%)。
ソニー銀行(英ポンド・豪ドルとも1通貨あたり45銭)とドコモSMTBネット銀行(同24銭)も、公表されている為替コストで計算しています。
| 通貨・送金額 | Wise | SBIレミット | ソニー銀行 | ドコモSMTBネット銀行 |
|---|---|---|---|---|
| 英ポンド 20万円 | 1,656円 | 6,474円 | 3,424円 | 3,726円 |
| 英ポンド 100万円 | 7,533円 | 26,519円 | 5,146円 | 4,645円 |
| 豪ドル 20万円 | 1,568円 | 5,300円 | 3,805円 | 3,929円 |
| 豪ドル 100万円 | 7,051円 | 20,617円 | 7,073円 | 5,676円 |
※実質コスト。2026年10月3日0時台。SBIレミットは手数料1,500円と、公表レート(0時25分更新)と Wise の適用レート(0時40分)の差の合計で、この差は SBIレミットが公表している手数料率ではありません。ソニー銀行・ドコモSMTBネット銀行は各行の仲値を Wise の適用レートと同じと仮定した計算値で、中継銀行手数料は含みません。
20万円では英ポンド・豪ドルとも Wise がいちばん小さく、SBIレミットとは数千円の差でした。
100万円になると、英ポンドはドコモSMTBネット銀行 4,645円、ソニー銀行5,146円と、2行の計算値が Wise の7,533円を下回ります。
豪ドルの100万円はドコモSMTBネット銀行が5,676円で Wise の7,051円を下回り、ソニー銀行は7,073円で Wise とほぼ同じでした。
米ドルと同じく、大口で外貨預金を持っている人は、銀行の中継手数料も確認したうえで比べる価値があります。
フィリピン送金は手数料だけ比較
アジア向けの少額送金の例として、フィリピンの銀行口座(ペソ受取)も確認しました。
SBIレミットのペソのレートは更新時刻が Wise の見積と大きく離れていたため、ここでは手数料だけを並べます。
| 送金額 | Wise の手数料 | SBIレミットの手数料(ペソ・銀行口座受取) |
|---|---|---|
| 3万円 | 453円 | 800円 |
| 10万円 | 1,078円 | 1,400円 |
※Wise は2026年10月3日0時40分の見積、SBIレミットは公式の送金手数料表。為替レートの差は含みません。
手数料の額だけなら Wise が小さい結果ですが、為替レートを含めた総額は送金当日に両社の受取額を並べて確かめる必要があります。
SBIレミットはペソの現金受取やウォレット受取にも同じ手数料で対応しているので、受取人の事情によってはこちらが合う場面もあります。
海外送金サービス7社の手数料一覧|公表されている数字だけで比較
同条件シミュで使った数字を含め、7社の手数料と条件を一覧にしました。
載せているのは各社の公式ページで確認できた値だけで、確認できなかった項目は「—」にしています。
7社の手数料・為替・上限・着金の一覧
| サービス | 送金手数料 | 為替コスト | 中継・受取側の手数料 | 1回の上限 | 着金の目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| Wise | 通貨・金額で変動(米ドル5万円で626円、100万円で7,510円) | ミッドマーケットレート(上乗せなし) | 見積画面に相手の受取額を表示 | 残高から100万円相当/送金機能で最大1億5,000万円 | 見積表示で米ドルは約10時間後、英ポンド・豪ドルは数分 |
| SBIレミット | 米国・ユーロ圏・英国・豪州の口座受取は1,500円、現金受取は880〜1,980円 | 適用レートを公開(1時間に1度更新) | OUR の送金は原則追加費用なし(SHA 表記の送金を除く) | 100万円 | 最短10分〜 |
| ソニー銀行 | 3,000円(Club S のステージに応じ最大月3回無料) | 米ドル15銭・ユーロ15銭・英ポンド/豪ドル/カナダドル45銭(ステージなし) | 支払銀行手数料「あり」で3,000円、「なし」なら受取人負担 | — | — |
| ドコモSMTBネット銀行 | 3,500円 | 米ドル6銭・ユーロ14銭・英ポンド/豪ドル24銭 | 中継銀行のリフティングチャージを送金額から差し引き | — | 15時までの受付は2営業日後、以降は3営業日後に送金 |
| 楽天銀行 | 750円(中継銀行手数料を送金人負担にすると1,750円) | 所定の為替手数料を加算(非公表) | 中継1,000円は送金人・受取人の負担を選択。円建てはリフティングチャージ3,000円 | 限度額なし | 送金日+1〜5営業日 |
| ゆうちょ銀行 | 3,000円(ゆうちょの国際送金) | 公式ページに率の記載なし | 仲介機関・受取銀行等の手数料が送金額から差し引かれる場合あり | 100万円未満(1日200万円以下・1か月500万円以下) | — |
| 三菱UFJ銀行 | ダイレクト2,500円(在外支店・現地法人宛)/3,000円(他行宛)、窓口7,000円 | 当行所定レート(非公表) | 支払銀行・経由銀行の手数料がかかる場合あり | — | — |
※2026年10月3日時点で各社公式ページを確認(楽天銀行は2025年12月15日現在の表記、三菱UFJ銀行は2026年10月3日確認・受け取り側の手数料の一部が10月1日と12月14日に改定、ドコモSMTBネット銀行の為替コストは「2022年7月25日現在」の表記)。出典: Wise/SBIレミット/ソニー銀行/ドコモSMTBネット銀行/楽天銀行/ゆうちょ銀行/三菱UFJ銀行
Wise の通貨別・金額別の手数料
Wise は送る通貨と金額で手数料が変わるため、一覧表には米ドルの例だけを載せました。
ユーロ・英ポンド・韓国ウォンなど8通貨を1万円から100万円までの7段階で比べたい人は、Wise の手数料を8通貨×7金額で整理した記事で確認できます。
為替コストを公表していない銀行の数字の読み方
楽天銀行、ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行は、為替レートについて「所定のレート」「為替手数料を含む」といった説明にとどめ、上乗せの幅を公表していません。
そのため送金手数料の額だけを見ると安く見えても、相手に届く金額は、この記事の方法では計算できません。
比べたい場合は、送金する日に各行で受取額(外貨)を確認し、他社の見積と並べる方法が確実です。
\ 5万〜数十万円を主要通貨で送る人は当日の見積で比較 /
公式サイトで今日の見積を出す →7社の向き不向き|誰にとってどの場面で合うか
ここからは「おすすめ」の答えを、場面ごとに整理します。
筆者は各社で実際に送金して比べたわけではないため、判断の根拠はここまでの公式の数字と計算結果に置いています。
自分の送金額と通貨に近い場面を探してください。
Wise|5万〜数十万円を主要通貨の銀行口座へ
同条件シミュでは、米ドル5万円・20万円で Wise の実質コストが7社のなかで最も小さく、英ポンド・豪ドルの20万円でも計算した4社(比べた相手は SBIレミット・ソニー銀行・ドコモSMTBネット銀行)のなかで最小でした。
送金のたびに定額3,000円前後がかかる銀行と比べると、数万円から数十万円の送金を何度か行う人ほど差が出やすい形です。
一方で100万円になると、米ドル・英ポンド・豪ドルのいずれでも、為替コストを公表しているネット銀行の計算値を上回るか同程度でした。
また残高から送れる額は1回100万円相当までなので、大口は送金機能を使うか分けて送る必要があります。
Wise の登録から入金・送金までの操作は、Wise の使い方で順に説明しています。
運営会社の登録や預けたお金の守られ方は、Wise の評判・安全性を公的記録で確認した記事で確かめています。
SBIレミット|受取人が口座を持たない・アジア向け
SBIレミットの強みは、受取人が銀行口座を持っていなくても現金受取で送れる点です。
米国あての現金受取は880円・1,480円・1,980円の3段階で、フィリピンではペソの現金受取やウォレット受取にも対応しています。
送金上限は1回100万円です。
英ポンド・豪ドルではレートの差が米ドルより大きかったので、金額が大きい欧州・豪州向けでは当日の受取額を他社と比べてから決めるのが安全です。
ソニー銀行・ドコモSMTBネット銀行|外貨預金がある人・米ドルの大口
2行とも為替コストを1通貨あたりの金額で公表しているため、総額を自分で計算できるのが利点です。
米ドル100万円の計算ではドコモSMTBネット銀行が3,879円、ソニー銀行が3,947円で、Wise を下回りました。
ソニー銀行は Club S のステージに応じて送金手数料が最大月3回まで無料になります。
注意点は3つあります。
外貨預金口座から同じ通貨で送る仕組みであること、送金先の事前登録が必要なこと、中継銀行の手数料が別にかかりうることです。
ドコモSMTBネット銀行は15時までの受付で2営業日後の送金になるため、期日のある支払いは日数に余裕を持たせてください。
楽天銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行|限度額・窓口・円建て
3行は為替の上乗せ幅を公表していないため、本記事では受取額を比べられませんでした。
それでも向く場面はあります。
楽天銀行は送金限度額がなく、中継銀行手数料1,000円を送金人と受取人のどちらが負担するか選べます。
ゆうちょ銀行は Web 申込で送金申込料金3,000円、三菱UFJ銀行は窓口でも手続きでき、円建て送金にも対応しています。
1回100万円を超える送金や、相手から円建てを指定された送金では、こうした銀行の仕組みが合うことがあります。
場面別の早見表
ここまでの内容を場面別にまとめます。
候補の順番は、本記事の計算と公表値から読み取れる範囲の目安です。
| 場面 | 候補 | 根拠(2026年10月3日時点) |
|---|---|---|
| 米ドルで5万〜20万円を送る | Wise | 実質コスト626円・1,713円で7社中最小 |
| 米ドルで100万円前後を送る(外貨預金あり) | ドコモSMTBネット銀行・ソニー銀行/Wise | 3,879円・3,947円(中継手数料別)/7,510円 |
| 英ポンド・豪ドルで20万円前後を送る | Wise | 実質コスト1,656円・1,568円で、計算した4社中最小 |
| 英ポンド・豪ドルで100万円前後を送る(外貨預金あり) | ドコモSMTBネット銀行・ソニー銀行/Wise | ドコモSMTBネット銀行・ソニー銀行の計算値が下回る(英ポンド4,645円・5,146円、豪ドル5,676円・7,073円 vs Wise 7,533円・7,051円)。中継手数料は別 |
| フィリピンへ3万〜10万円(口座あり) | Wise・SBIレミット | 手数料は453円・1,078円と800円・1,400円。為替を含む総額は当日比較 |
| 受取人に銀行口座がない | SBIレミット | 現金受取・ウォレット受取(国・通貨による) |
| 1回100万円を超える | 楽天銀行/Wise(送金機能) | 楽天銀行は限度額なし。Wise は送金機能で最大1億5,000万円 |
| 円建てで送るよう求められた | 楽天銀行・三菱UFJ銀行 | 円建て手数料は楽天銀行3,000円、三菱UFJ銀行は送金額の0.050%(最低2,500円) |
留学の学費や仕送りは留学の海外送金の試算、ワーホリの初期資金はワーホリのお金の持っていき方で、場面に合わせて計算しています。
反対に海外から報酬を受け取る側の比較は、海外フリーランスの報酬受取の比較にまとめています。
海外送金の比較で見落としやすい4つの落とし穴
比較表の数字が同じでも、使い方しだいで実際の負担は変わります。
とくに見落とされやすい4つを、公式の数字で確認します。
落とし穴①入金方法|Wise はデビットカード(Visa)入金だと約4倍
Wise の見積は、日本円をどうやって入金するかで手数料が変わります。
同じ10万円を米ドルに送る見積で、銀行振込は987円だったのに対し、デビットカード入金は4,129円(Visa)でした。
| 入金方法 | 手数料 | 率 | 受取額 |
|---|---|---|---|
| 銀行振込 | 987円 | 0.99% | 628.04 USD |
| デビットカード(Visa) | 4,129円 | 4.13% | 608.11 USD |
| デビットカード(Mastercard) | 3,648円 | 3.65% | 611.16 USD |
| クレジットカード | 日本からは入金できない | ||
※2026年10月3日0時36分の Wise 公式見積(10万円→米ドル)。
本記事の同条件シミュは、すべて銀行振込で入金した場合の数字です。
急ぎでカード入金を選ぶと、ほかの会社との順位が変わる可能性があります。
Wise で金額が増えるほど手数料の率がどう下がるかは、金額別の手数料の下がり方をまとめた記事で確認できます。
落とし穴②OUR と SHA|受取額が減る仕組み
見積の金額どおりに相手へ届くかどうかは、中継銀行の手数料をだれが負担するかで決まります。
各社の扱いを並べると、同じ「送金手数料」でも意味が違うことがわかります。
| サービス | 中継・受取銀行の手数料の扱い |
|---|---|
| SBIレミット | SHA 表記のない送金は OUR で、表示手数料以外の追加費用は原則なし。SHA 表記の送金(円での受取など)は受取人負担 |
| ソニー銀行 | 支払銀行手数料「あり」(3,000円)で依頼人が事前負担。それでも関係銀行が差し引く場合あり。「なし」は受取人負担 |
| ドコモSMTBネット銀行 | 中継銀行を経由する際、送金額からリフティングチャージが差し引かれる |
| 楽天銀行 | 中継銀行手数料1,000円を送金人・受取人のどちらが負担するか選択(受取人負担なら送金額から差し引き) |
| ゆうちょ銀行 | 仲介機関・受取銀行等により、送金金額から仲介手数料などが差し引かれる場合あり |
| 三菱UFJ銀行 | 支払銀行の手数料を送金人負担にすると+3,000円(三菱UFJダイレクトは受取人負担のみ)。別途、支払銀行・経由銀行の手数料がかかる場合あり |
学費や家賃のように「この金額ぴったり届けたい」支払いでは、OUR で送れるか、または差し引かれる分を上乗せして送る必要があります。
落とし穴③円建て送金|外貨に替えなくても手数料はかかる
相手の口座に円のまま届ける円建て送金は、為替コストがかからない代わりに別の手数料がかかります。
楽天銀行はリフティングチャージ3,000円、三菱UFJ銀行は取扱手数料として送金額の0.050%(最低2,500円)が加わります。
受け取った相手の国で円を現地通貨に替えるときの手数料は、受取側の銀行しだいです。
落とし穴④1回の上限|Wise は残高から1回100万円、SBIレミットは1回100万円
Wise は日本在住者が残高から送る場合、1回100万円相当が上限です。
銀行振込で送金機能を使えば最大1億5,000万円まで送れますが、残高の保有上限は全通貨合計100万円です。
SBIレミットの送金上限は1回100万円、ゆうちょ銀行は1回100万円未満(1日200万円以下・1か月500万円以下)です。
これを超える金額を一度に送りたい場合は、限度額のない楽天銀行のような銀行も候補に入れて比べてください。
海外送金の比較でよくある質問
比較の途中で出てきやすい6つの疑問に、公式の情報と本記事の計算の範囲で答えます。
海外送金で一番安いのはどこですか?
送る金額と通貨で変わります。
2026年10月3日0時台の計算では、米ドル5万円・20万円は Wise が最も小さく、100万円では計算できた4社のうちドコモSMTBネット銀行とソニー銀行の計算値が最も小さい結果でした(銀行は中継銀行手数料が別)。
レートは毎日動くため、送金する日に同じ金額で各社の受取額を並べて確認するのが確実です。
為替手数料を公表していない銀行は、どう比べればいいですか?
送金する日に、その銀行で相手に届く外貨の金額を確認し、他社の見積の受取額と並べて比べます。
送金手数料の額だけで比べると、為替レートに含まれる上乗せ分が見えないため、判断を誤るおそれがあります。
本記事では上乗せ幅を推計せず、受取額を計算していません。
受取人が銀行口座を持っていない場合はどうすればいいですか?
SBIレミットは現金受取に対応しており、米国あての米ドル現金受取の手数料は送金額に応じて880円・1,480円・1,980円の3段階です。
受け取れる国や通貨、受取方法は送金先によって異なるため、公式サイトの送金先一覧で確認してください。
PayPal で海外に送金できますか?
PayPal の手数料表では、海外の個人間の支払いの送金は499円です。
通貨の換算がある場合は、換算の種類に応じて基本為替レートに3.00%または4.00%を上乗せしたレートが使われます。
本記事の同条件シミュには含めていないため、使う場合は換算後の受取額を確認してください。
着金まで何日かかりますか?
会社と通貨で異なります。
2026年10月3日0時40分の Wise の見積では、米ドルが同日11時15分ごろ(約10時間後)、英ポンド・豪ドル・フィリピンペソは数分という表示でした。
SBIレミットは最短10分〜、ドコモSMTBネット銀行は15時までの受付で2営業日後の送金、楽天銀行は送金日から1〜5営業日が目安です。
旅行中のお金も送金したほうがいいですか?
海外旅行中の支払いは、送金よりもカード決済が中心になることが多いでしょう。
送金が役立つのは、家族への仕送りや学費、家賃のように相手の口座へまとまったお金を届ける場面です。
旅行で使うカードと保険は、海外旅行保険が付くエポスカードの記事や楽天カードの海外旅行保険の記事で解説しています。
まとめ|海外送金を比較するときの5つのポイント
最後に、比較の要点を5つにまとめます。
1つ目、比べる物差しは送金手数料・為替コスト・中継手数料の3つで、為替コストを公表しているかどうかで比較のしやすさが変わります。
2つ目、2026年10月3日0時台の計算では、米ドル5万円・20万円は Wise の実質コストが最も小さく、100万円ではドコモSMTBネット銀行とソニー銀行の計算値が Wise を下回りました。
3つ目、英ポンド・豪ドルの20万円では Wise が計算した4社のなかで最小で、比べた相手の SBIレミットとは数千円の差がありました。100万円ではドコモSMTBネット銀行の計算値が Wise を下回りました。
4つ目、楽天銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行は為替の上乗せ幅が非公表で、受取額は当日の見積で確かめる必要があります。
5つ目、Wise はデビットカード(Visa)入金で手数料が約4倍になり、1回の上限は Wise が残高からなら100万円(銀行振込で入金する送金は最大1億5,000万円)、SBIレミットが100万円です。
「おすすめ」は1社に決めるより、送る場面ごとに自分の金額で受取額を並べることが近道です。
本記事の数字は2026年10月3日0時台のものなので、送金の前に各社の公式サイトで同じ金額を入れ、相手に届く金額を比べてから選んでください。
比較の最後は、当日の見積で確認
本記事の計算は2026年10月3日0時台の公式見積・公表レートによるものです。レートと手数料は変動するため、送金前に各社の公式サイトで同じ金額を入力して受取額を比べてください。
公式サイトで見積を確認する →

