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ワーホリ先に着いた直後は、まだ現地の銀行口座がありません。
その間の支払いと現金、口座ができてから日本のお金をどう送るかを、出発前に決めておくと慌てずに済みます。
\ 出発前にカードと送金の料金を確認 /
公式サイトで料金を確認する →たとえば Wise のデビットカードなら、海外の ATM で引き出しても月25,000円までは Wise 側の手数料がかかりません。
口座ができたあとに日本から30万円を豪ドルで送ると、手数料は2,254円でした(2026年10月3日時点の公式見積)。
筆者はワーホリの経験者ではありません。
そのため体験談ではなく、Wise の公式見積と公式ヘルプ、各国政府や税関のページで確認できたことだけで、時期ごとの段取りを整理しました。
レートは毎日変わるので、数字は目安として見てください。
先に要点を表にまとめます。
| 出発前の資金の置き場所 | 日本の銀行口座に置き、現地口座ができたら送る(Wise 残高は日本住所で合計100万円まで) |
|---|---|
| 30万円を豪ドルで送ると | 手数料2,254円(0.75%)で2,713.98豪ドル ※2026年10月3日時点 |
| 現地口座ができるまで | Wise デビットカードで支払い、ATM は月25,000円まで Wise 側手数料なし |
| ATM で月10万円引き出すと | Wise 側手数料 約1,413円(ATM 設置元の手数料は別) |
| 住所を海外に移すとき | Wise の住所変更が必要。審査中は入金と受取が止まる |
ワーホリのお金は「3つの時期」で手段が変わる
ワーホリのお金の話は、「何を使うか」より先に「いつ使うか」で分けると整理しやすくなります。
出発前、到着してから現地の口座ができるまで、口座ができたあとの3つです。
時期によって、使える手段も気をつける点も変わります。
出発前・口座ができるまで・口座ができたあと
| 時期 | 主な手段 | かかるお金(Wise の場合) | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 出発前 | 資金は日本の銀行口座に置く。Wise の口座開設とデビットカードの申し込み。少額の現金 | カードの発行1,200円(1回限り) | カードが届くまでの日数は余裕をみる。現金で100万円相当を超えて持ち出すなら税関に申告 |
| 到着〜現地口座ができるまで | Wise デビットカードで支払い、必要な分だけ ATM で引き出す | ATM は月25,000円まで無料、超過分は100円+1.75% | 現地通貨の残高がないと両替手数料が別にかかる |
| 現地口座ができたあと | 日本の銀行口座 → Wise → 自分名義の現地口座へ送金 | 30万円→豪ドルで2,254円(2026年10月3日時点) | 住所を海外に移すなら Wise の住所変更が必要 |
筆者が公式の料金を並べて見た限りでは、口座ができるまでの数週間をカードと少額の現金でつなぎ、口座ができてからまとめて送る組み立てが、無理が少ないと考えます。
現地に着いてすぐに連絡手段が必要になるので、通信の準備は楽天モバイルと海外eSIMの比較も参考にしてください。
\ 行き先の通貨で見積を確認 /
公式サイトで手数料を確認する →ビザの資金要件|公式で確認できた NZ と英国
ワーホリのビザでは、一定の資金を持っていることを求められる国があります。
各国政府の公式ページで確認できた内容と、同じ時点の Wise の見積で円に換算した目安をまとめました。
| 国 | 公式に書かれている資金の条件 | 円換算の目安 |
|---|---|---|
| ニュージーランド | 生活費として NZD 4,200 以上。加えて出国用のチケットか、それを買えるお金 | 約37.2万円(手数料なしの換算)/Wise で送ると374,817円 |
| イギリス(Youth Mobility Scheme) | 銀行口座に £2,530 以上を、28日間連続で持っていること | 約52.8万円(手数料なしの換算)/Wise で送ると532,058円 |
| オーストラリア | 本記事では金額を確認できなかったため記載しません | 内務省(Department of Home Affairs)の公式ページで確認 |
| カナダ | 本記事では金額を確認できなかったため記載しません | カナダ移民省(IRCC)の公式ページで確認 |
※円換算は2026年10月3日0時46分時点の Wise 公式見積とそのレートによるもので、資金の条件そのものは各国の公式ページが正です。
ニュージーランドはNZD 4,200以上が生活費の目安で、帰りのチケット分は別に必要です。
イギリスは金額だけでなく、28日間続けて口座に置いておく期間の条件もあります。
資金の条件は「口座に持っていること」で、現地に送金しておく必要があるわけではありません。
申請の時期から逆算して、日本の口座に用意しておきましょう。
出発前:初期資金はどこに置いて、どう送るか【実測】
ワーホリの初期資金は、数十万円から100万円を超える人までさまざまです。
まずは、現地の銀行口座に送るときの手数料が金額によってどう変わるかを確認しておきましょう。
語学学校の学費をまとめて払う予定がある人は、留学の学費・仕送りの送金で金額別の手数料も試算しています。
4通貨に送ったときの手数料(3万〜100万円)
Wise の公式見積を、主なワーホリ先の4通貨・5つの金額で同じ時刻に取得しました。
いずれも日本の銀行口座から振り込み、現地の銀行口座宛てに送金する場合の見積です。
| 送金額 | 豪ドル | カナダドル | NZドル | 英ポンド |
|---|---|---|---|---|
| 30,000円 | 403円(1.34%) | 429円(1.43%) | 437円(1.46%) | 407円(1.36%) |
| 100,000円 | 883円(0.88%) | 909円(0.91%) | 938円(0.94%) | 921円(0.92%) |
| 300,000円 | 2,254円(0.75%) | 2,280円(0.76%) | 2,367円(0.79%) | 2,390円(0.80%) |
| 500,000円 | 3,624円(0.72%) | 3,650円(0.73%) | 3,797円(0.76%) | 3,859円(0.77%) |
| 1,000,000円 | 7,051円(0.71%) | 7,077円(0.71%) | 7,371円(0.74%) | 7,533円(0.75%) |
※2026年10月3日0時43分時点の Wise 公式見積(銀行振込で入金する場合)。
30万円を送ったときの受取額は、2,713.98豪ドル、2,690.41カナダドル、3,361.59NZドル、1,426.30英ポンドでした。
3万円では1.3〜1.5%ほどかかりますが、30万円になると0.75〜0.80%まで下がります。
少額を何度も送るより、ある程度まとめて送るほうが手数料の割合は小さくなります。
手数料が「固定の部分+送金額に比例する部分」で決まる仕組みは、Wise の手数料の仕組みと8通貨の一覧でくわしく解説しています。
Wise の残高は日本住所だと合計100万円まで
初期資金を全部 Wise の残高に入れて持っていこう、と考える人もいるかもしれません。
ただ、日本の住所で登録している場合、Wise の残高に置いておけるのは全通貨合計100万円までです。
申請すれば最大2,000万円まで引き上げられますが、期間は最長6か月で、超えた分は自分名義の口座へ払い戻す必要があります。
残高から送れる金額と残高への入金も、1回100万円までです。
そのため、まとまった資金は日本の銀行口座に置いておき、必要になったら銀行振込で入金して送る形のほうが、上限を気にせずに済みます。
現金で持ち出すなら100万円相当超は税関に申告
現金で持っていく場合は、日本を出るときのルールも確認しておきましょう。
税関のページによると、100万円相当額を超える現金や小切手などを持って出国するときは、支払手段等の携帯輸出・輸入申告書を税関に出す必要があります。
円だけでなく外国のお金も合計して数える点に注意してください。
現金は盗難や紛失のリスクもあるので、筆者なら到着直後の移動や食事に使う分だけにして、残りは口座とカードで持つ形を選びます。
到着〜口座開設まで:カード払いと ATM でつなぐ
現地の銀行口座ができるまでの間は、日本で作ったカードで支払うことになります。
ここでは Wise のデビットカードの料金と、ATM で現金を引き出したときの手数料を確認します。
Wise デビットカードの料金
| 項目 | 料金・条件(日本で発行する場合) |
|---|---|
| カードの発行 | 1,200円(1回限り) |
| 海外 ATM での引き出し | 毎月25,000円まで無料 |
| 無料枠を超えた分 | 100円+超過額の1.75%(ATM 設置元の手数料は別) |
| 外貨での支払い | 外貨事務手数料・為替の上乗せなし(両替には Wise の両替手数料) |
| 使える範囲 | 150の国と地域・40通貨 |
無料枠を超えた引き出しには、100円+超過額の1.75%がかかります。
無料枠は毎月リセットされるので、月をまたいで少しずつ引き出すと手数料をおさえやすくなります。
カードが届くまでの日数や Apple Pay での使い方は、Wise デビットカードの使い方でまとめています。
ATM で引き出すときの手数料|10万円で約1,413円
公式の料金をもとに、1か月に1回だけ引き出した場合の Wise 側の手数料を計算しました。
| 1か月の引き出し額(円相当) | 無料枠を超えた額 | Wise 側の手数料 |
|---|---|---|
| 25,000円 | 0円 | 0円 |
| 30,000円 | 5,000円 | 約188円 |
| 50,000円 | 25,000円 | 約538円 |
| 100,000円 | 7万5,000円 | 約1,413円 |
※固定の100円が引き出し1回ごとにかかるかは公式の料金ページで明示されていないため、月1回だけ引き出す場合で計算しています。
ATM の設置元が独自に取る手数料は含みません。
10万円を一度に引き出すと、Wise 側だけで約1,413円です。
筆者なら、引き出しは無料枠の範囲を基本にして、残りはなるべくカードで支払う形にします。
毎月の手数料がほぼ固定費のように積み上がるのを防げるからです。
現地通貨の残高がないと両替手数料が別にかかる
Wise の公式ヘルプによると、残高に持っていない通貨で現金を引き出すと、両替手数料がかかります。
また、一部の ATM では Wise とは別に、ATM の設置元が手数料を取る場合があります。
ATM の画面に表示される手数料を確認してから引き出しましょう。
\ 口座ができるまでのつなぎに /
公式サイトでカードの料金を確認する →現地口座ができたら:日本から自分の口座へ送る
現地の銀行口座ができたら、日本の口座にある資金を送れるようになります。
送金の流れは、Wise で送金を作り、日本の銀行口座から振り込み、自分名義の現地口座で受け取る形です。
登録と本人確認がまだの人は、Wise の登録手順を見て出発前に済ませておくと安心です。
着金までの目安は通貨と曜日で変わる
今回の見積では、豪ドルと英ポンドは約5分後、NZドルは約31時間後、カナダドルは週末をはさんで約3日後の着金見込みでした。
見積は金曜の深夜(土曜0時台)に取得したもので、平日や入金のタイミングによって前後します。
家賃の支払いなど期限があるお金は、数日の余裕をもって送ると安心です。
銀行の海外送金と比べる|固定額だけでは比べられない
日本の銀行からも現地の口座に送金できます。
30万円を1回送る場合の、公式ページで公表されている手数料を並べました。
| 送金方法 | 公表されている手数料(30万円を1回) | ほかにかかるもの |
|---|---|---|
| 楽天銀行 | 750円(中継銀行手数料を送金人負担にすると1,750円) | 中継銀行手数料1,000円(送金人か受取人の負担を選ぶ)、所定の為替手数料 |
| 三菱UFJ銀行(ダイレクト・他行宛て) | 3,000円 | 経由銀行の手数料が差し引かれる場合あり、所定の為替レート |
| ゆうちょ銀行(Web申込) | 3,000円 | 中継銀行手数料(通貨・地域による) |
| Wise(豪ドル) | 2,254円 | 両替を含む(為替はミッドマーケットレート) |
※銀行は2026年10月2日時点の各行公式ページの記載です。
三菱UFJ銀行は手数料一覧に2026年10月1日と12月14日の一部改定予定の注記があります。
この表だけを見ると、楽天銀行のほうが Wise より安く見えます。
ただ、銀行の金額には円を外貨に替えるときの為替のコストが含まれておらず、その上乗せ幅は公表されていないことが多いです。
Wise の2,254円は両替のコストを含んだ金額なので、固定額だけでは比べられません。
比べるなら、同じ日に「いくら届くか」を両方で確認するのが確実です。
ネット銀行や送金サービスも含めた比較は、海外送金サービスの比較で試算しています。
家族に日本から送ってもらう場合
渡航後に家族から資金を送ってもらう場合は、家族が日本で自分の Wise アカウントを作り、受取人にあなたの現地口座を登録して送る形になります。
手数料は上の4通貨の表と同じ見積の仕組みで計算されます。
受取人の名前や口座番号の入力ミスを防ぐため、口座情報は文字で送って、そのままコピーしてもらうと確実です。
日本を離れる前に確認したい Wise のこと
日本の住所で登録した Wise のアカウントには、残高の上限など日本在住者向けのルールが適用されています。
ワーホリで日本を離れる前に、住所の扱いを確認しておきましょう。
住所を海外に移すなら変更手続きが必要
Wise の公式ヘルプによると、日本から海外へ引っ越す場合は、新しい国の住所を証明する書類が必要です。
また、居住国の変更を申請している間はアカウントが一時停止され、入金と受取が止まります。
審査には2日ほどかかるとされているので、家賃の支払いや送金の予定がある時期は避けたほうが安全です。
ワーホリ中の扱いは出発前に Wise に確認
1年ほどの滞在で日本の住所のまま使い続けてよいかどうかは、公式ヘルプには書かれていませんでした。
住民票を抜くかどうかなど、人によって状況も違います。
出発前に Wise のカスタマーサポートに自分の状況を伝えて、どう手続きすればよいかを確認しておくと安心です。
滞在中にオンラインで海外のクライアントから仕事を受ける人は、海外フリーランスの報酬受取の比較で、受け取った外貨を円にするまでのコストを確認できます。
ワーホリのお金でよくある質問
Q. ワーホリの現金はいくら持っていけばいいですか?
決まった金額はありません。
到着直後の移動や食事に使う分を目安にして、残りは口座とカードで持つ形が無理のない組み立てです。
なお、100万円相当額を超える現金などを持って出国するときは、税関への申告が必要です。
Q. 現地の銀行口座ができるまで、どうやって支払いますか?
日本で作ったデビットカードやクレジットカードで支払う形になります。
Wise のデビットカードは150の国と地域で使え、海外の ATM で月25,000円までは Wise 側の手数料なしで現金を引き出せます。
Q. Wise カードの ATM 手数料はいくらですか?
毎月25,000円までは無料で、超えた分には100円+超過額の1.75%がかかります。
1か月に1回、10万円を引き出す場合は約1,413円です。
ATM の設置元が取る手数料は別にかかる場合があります。
Q. 日本の家族に送金してもらうことはできますか?
できます。
家族が日本で Wise のアカウントを作り、受取人にあなたの現地口座を登録して送金します。
30万円を豪ドルで送る場合の手数料は2,254円でした(2026年10月3日時点の公式見積)。
Q. ビザの資金証明はいくら必要ですか?
国によって違います。
ニュージーランドは生活費として NZD 4,200 以上と出国用のチケット(または購入できるお金)、イギリスは £2,530 以上を28日間連続で口座に持っていることが条件です。
オーストラリアとカナダは、それぞれの政府の公式ページで最新の条件を確認してください。
Q. 日本を出たあとも Wise を使えますか?
住所を海外に移す場合は、新しい国の住所証明を出して変更手続きをする必要があり、審査中は入金と受取が止まります。
日本の住所のまま使い続けてよいかは公式ヘルプに書かれていないため、出発前に Wise に確認してください。
まとめ|時期ごとに「どこに置くか」を決めておく
ワーホリのお金の段取りを、5つのポイントにまとめます。
- お金の手段は「出発前」「口座ができるまで」「口座ができたあと」の3つの時期で分けて考える
- 日本住所の Wise 残高は合計100万円までなので、まとまった資金は日本の銀行口座に置いておく
- 口座ができるまでは Wise デビットカード(発行1,200円)で支払い、ATM は月25,000円の無料枠を基本にする
- 現地口座ができたら日本から送る。30万円を豪ドルで送ると手数料2,254円(2026年10月3日時点)
- 住所を海外に移すと審査中は入金と受取が止まるので、日本を出る前に Wise に扱いを確認する
カードを準備するときは、海外旅行保険の付帯条件もあわせて確認しておきましょう。
楽天カードの海外旅行保険の条件では、保険が使える条件を整理しています。
ワーホリのような長い滞在では補償の期間が足りるかどうかも確認してください。
ワーホリのお金の手数料は出発前に公式サイトで確認できます
本記事の見積は2026年10月3日時点のものです。カードの発行は1,200円、ATM は月25,000円まで無料、日本住所の残高は合計100万円までです。送金前に公式サイトで金額と通貨を入力して、当日の手数料と受取額を確認してください。
公式サイトで見積を確認する →

