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【えんとつ町のプペル感想・評価】長年耐え抜いてついに出版えんとつ町のプペル、読んでみた【キングコング西野・無料公開】

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どうも!桜庭パスタ郎(@apapway) です!

キングコング西野さんが魂をかけて描いた絵本、
えんとつ町のプペル“読んでみました。

先日代官山の蔦屋書店であれば入荷してるだろうと思ったのですが、探してもなかなかみつかりません。
「すいません、えんとつ町のプペルってありますか?」
「こちらお取り寄せすることになります・・・」

「なん・・・だと・・・?」
大丈夫か、キングコング西野。
大丈夫なのか、プペル。

追記:なんてことを書いておいたら、もはや書店へ足を運ぶ必要がなくなりました。
なんとweb上で無料公開がされました
プペルを無料で読むことはできます。

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2017/1/19更新

あらすじ、キャラクター

はじめに、あらすじを書いておきます。
読んでいない人もこれでだいたいの内容を理解してもらえればと思います。

壁や雲に覆われた町がありました。
そこに、心臓を配達する配達員が1人。
ところがどっこい、なんとその心臓を落としてしまう。
そんな心臓はゴミの中におっこちて、心臓+ごみでゴミ人間が生まれてしまった。
それが、プペル。

彼はくさく、きたない。
町の人間に招待がばれ、みんなから嫌がられます。

そんな中、嫌がらずに接してくれる子供が1人、ルビッチです。
ルビッチとプペルは仲良くなりますが、そのことでルビッチはいじめられてしまいます。

もう一緒にはいられない、2人は離れ離れになりました。

しばらく経った後、プペルはルビッチを呼び出します。「いこう」
彼は船に風船をつけ、この煙を超えて星を見に行こうというのでした。
ルビッチは乗り込み、2人で船に乗り、星空を見ることができたのでした。

プペルは告白します。
「自分の脳みそは、キミが探していたお父さんのペンダントでできている。これは君のものだ。これをとって、ゆっくりと降りて行ってほしい」

ルビッチは2人で帰ろうと提案し、2人して泣きます。

その時、プペルは指で鼻をすすります。

嬉しいことがあると、鼻の下を指ですする癖がある。ルビッチのお父さんの癖でした。

プペルは、きっと、死んでしまったルビッチのお父さんだったのです。

…fin

プペル、感想

さて、キングコング西野さん魂の一作、えんとつ町のプペル。
一通り読んでみての感想をつらつらと書いていこうと思います。

いい話なんだけどごちゃごちゃ

が感想ですかね。
いい話なんですよ。でも、ちょっとやりたいことがたくさん詰めすぎているというか、要素が多いというか。
絵本なので、もっともっとシンプルにいってもよかったんじゃないのかな、と。
普通の話としてなら、脚本としていいかなと思ったのですが、絵本としてはちょっと複雑で長いような。

てか、「信じぬくんだ、たとえひとりになっても」というワードがキーフレーズになってますよね。
このワードはすごくいいんですけど、これ、あんまりこの絵本にとって重要なのか微妙なんですよ。
だって、ルビッチは途中でプペルを見放しますし、ペンダント探すのは諦めてますし?。
最後まで諦めない!がんばるぞ!っていう描写が欠けていると思います。
プペルはひとりになっても信じぬいていたと思いますが、ルビッチにもそうであってほしかったなあ。

やっぱり、ルビッチだってずっと何かを信じ続けている描写をいれてもよかったんじゃないかなぁと。
お父さんが生まれ変わって、もう一度それを教えてに来た、とかも言えそうですが、そこまでする必要があるのかなぁと。
ルビッチがずっと信じ続けていて、それにプペルも心打たれる、とかのがスマートな気がします。
この辺は表現の自由だとはおもっていますが!

要素として感じたのは、
「お父さんとルビッチの関係」
「プペルが生まれた理由」
「町とプペルの関係」
「えんとつ町の意味」
「信じ抜くことについて」
とかですかね。

このへんのテーマを多くて2つほどでお話は作れたのではないかなと思いました。
絵本のターゲットがどの層に向いているのかはあまりわかりませんが、もっともっとシンプルに削ぎに削ぎ落としたもので勝負してもよかったのではないかなぁ。
あまりゴミの町である理由もぱっとわかりませんし、煙のまちとか、えんとつ町ももっと意味をもたせてもいいのに。
星を見たい、という動機もいまいちそこまでピンときません。
親父の死の意味とか、星というものに関連付けてあげてもよかったのでは。
とするとやっぱり絵本に対して入れたい要素がたくさんになってしまうので、もっと選定して描きたいメッセージを決めた方がよかったと思います。

決めたメッセージに対して西野さんらしさをもってシンプルに描き抜く。
必要なものも、全部をそぎ落として。
なので、絵も、ページもちょっと多い印象ですね。

登場人物の誰かに、もっと強く「信じ抜かせること」をさせてあげてほしい。
ひとりになっても、どんなときにも信じれば叶うんだと伝えて欲しい。

オマージュ色が強い。

ワンピー◯のサボかな?
千と千尋の◯隠しかな?
進撃の◯人かな?
ダブルアー◯かな?
カー◯じいさんかな?

何か、展開と絵にどこかに似たようなものを感じてしまった。
これは完全に西野ワールドだ、とか、オリジナルだって感じるものがあまりないですね。

イラストレーターとかに頼むくらいだったら、白黒でもいいのでご自身で全て手がけられてもよかったでしょう。

キングコング西野

キングコングとしてお笑い芸人で活躍していた西野さんについてまとめてみます。

にしのあきひろ(西野亮廣)
1980年兵庫県生まれ。お笑いコンビ「キングコング」として漫才をするほか、トークライブをしたり、絵本を描いたり、個人でも活動。
著書に、絵本『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』、小説『グッド・コマーシャル』、ビジネス書『魔法のコンパス』がある。
引用元:https://www.amazon.co.jp/%E3%81%88%E3%82%93%E3%81%A8%E3%81%A4%E7%94%BA%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%AB-%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%AE-%E3%81%82%E3%81%8D%E3%81%B2%E3%82%8D/dp/4344030168/ref=pd_cp_14_1/351-4012794-9646622?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=649XV73EA3P9XV076ZDD

ネットでは批判が多かったりアンチにいろいろとされたりしていますね。
最近だと、2015年に行われた渋谷でのハロウィンのゴミ拾いの問題が有名ですかね。
毎年渋谷でハロウィンが行われるとその後日のゴミについて問題になっていました。
そこで西野さんはそのゴミを有志を集めてゴミ拾いをしよう!となったわけですが、アンチによって前日にゴミを拾われまくって、当日はほとんどゴミがない!みたいな事態になりました。笑

それでもすごいぞプペルさん。

クラウドファンディングのCAMPFIREというサイトでいくらお金が集まっているか知っていますか?

実に、4300万円集まっています。
応援したい人の数、約6000人。(2016/10/25)

まじかよ。すげえ。

この絵本のプペル展を無料で行いたいという西野さんの思いから募集が始まったところ、支援につぐ支援でものすごい資金が集まっています。
これ、日に日に増えていますよ!

ちなみにこちらから。
camp-fire.jp

絵のクオリティが高い

絵本の絵のクオリティはすごいと思います。
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ものすごい女の子の顔。笑
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絵本の構成はこんな感じ。
英語でもいけるようになってます。グローバルだ。
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どう数字に表れてくるのか

僕自身、芸能界の人とかに詳しくはないのですが、この前アメトークで西野さんについて放送していましたよね。
そこでみていて思ったんですが、西野さんぱねえ。笑

超絶いじられてました。圧倒的いじり。
空気的には周りはバカにしているようにしか見えないほどに。
でも西野さんはみんなをドキドキさせたい。

みていてちょっと心が痛いなぁと思いながらも西野さんも痛いなぁと思える部分もあったり。
おれは、いけるぞ!と思っていると思うのですが、今回この絵本を発売できたことで
彼が進みたかった道を進めるのか。さてはて進んでいるのかが客観的に測れるんじゃないかと思っています。
というのは、つまり一般的に成功者と言われるかそうでないかをボクはみたいです。

主観であれば、西野さんはもうある意味ずっと成功ではあると思うんです、出したい絵本もだして、資金も集めて。
もちろん、もっと世の人に認めてもらいたいという思いは本人にあるとは思いますが、どこまで思っているかは本人にしかわからないので。

これで、どう数値がでるか。楽しみです。
でも、ニュースサイトやいろんなところであまり取り上げられてるのを見ませんし、本屋さんに行ってもなかったので、なんやかんやでそんなものなのかなというのを感じてはいます。

無料公開 お金の奴隷解放宣言

なんとこちらのページで無料公開がされています。
もちろんweb上の雰囲気で読むことになりますが、中身をすべて公開ってすごい判断だ。
https://spotlight-media.jp/article/370505056378315909

なぜこのような対応をしたのかというと、
小学生が「2000円は高くて買えない」と言ったからだそうです。
それで決断したのだとか。

「お金ではなく『恩』を贈り合う時代に向かったほうが面白い」とブログでも綴っており、お金よりももっと他の部分で勝負したい、ということでしょうか?
その場のお金よりも自分の名前が売れたり、有名になることを選んだのかもしれませんね。
たしかに、アクションをどんどんとることで、絶え間なく話題に登り、名前は広がりますしそれで買う人もいるかもしれません。

また、この活動の名前を「お金の奴隷解放宣言」と呼んでおり(ブログに書かれた)SNSでもいろんなメディアでも話題となりました。
様々な視点から物議を呼んでいますね。
最初からしろや!とか、無料にしたらクリエイターが食べられなくなるだろ!とか。

この活動を通して、Amazonでの売り上げは1位になったりと再度話題性を呼ぶことになっているので、西野さんの狙い通りの展開になっていそうです。

西野さん自身のブログでの言及はこちらから読むことができます。
キングコング 西野 公式ブログ – お金の奴隷解放宣言。 – Powered by LINE

あなたの感想は?

さて、無料公開が決定し、web上で誰もが読める作品となりました。
あなたは読んでみてどう思いましたか?
僕自身の感想は上記に書いてあります。

他の人がどう思ったか気になりますので、もしよろしければはてなブックマークなどでコメントを書いてもらえると面白いですね。

DMM.comの会長は「世界が取れる」なんて言っちゃっています。
「俺と一緒に世界を獲るか (笑)」DMM亀山会長×キンコン西野の未来予想図 – ログミーBiz

今後もっと感想についての記事が増えていきそうですね。

ちなみに帯にはプレゼント用にコメントもかけるのです!
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発売時でまとめた記事はこちらから。
【キングコング西野】えんとつ町のプペル発売!

購入はこちらから。
これだけ世間で話題になったのもありますし、一度読んでみることはすごいおすすめです。
結構有名な書店でも取り扱っていなかったので、amazonが確実ですね。
物申すには一度見る、読む、体験することが大事ですよ!
>webで見れるようにはなりましたが、手に取った感触を味わいたい人はどうぞ。
個人的にはwebでも本でも読みましたが、結構感覚が違いました。絵本で作られたものはやっぱり絵本で読んでみる。

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